どのように治療するのか

歯磨きが治療に繋がる
軽度な知覚過敏であれば、自然に症状が消えるケースが多いです。
それは象牙質が露出しても、唾液や歯磨き粉などの再石灰化成分の力で、隙間が埋められているからです。
重度な知覚過敏の場合は、さらに再石灰化を促せるよう治療を行っていきます。
また知覚過敏を悪化させないためには、歯磨きが非常に重要な役割を果たすと忘れないでください。
歯磨きが不十分だと、歯に汚れが付着してしまいます。
汚れの中に虫歯菌が生息しており、酸を作ります。
その酸が歯の表面を溶かしエナメル質が剥き出しになって、知覚過敏に悪化するので注意しましょう。
ですから歯を丁寧に磨き、汚れが残らないよう対策をしてください。
歯磨きが、知覚過敏の治療に繋がります。
歯磨き粉を処方される
人間の身体は神経が刺激を受けて、痛みを中枢に送ることで痛みを感じています。
それが知覚過敏のメカニズムですが、中枢に痛みを送らなければ症状を感じることはありません。
ですから知覚過敏になった時は、歯の神経を興奮させない治療が採用されます。
この治療方法は、歯の神経の周囲をカリウムイオンという成分が囲んでいると、神経が興奮しにくくなるという作用を応用した治療方法です。
内容は少し難しいですが治療方法はシンプルで、硝酸カリウムが含まれている歯磨き粉を使い続けるだけです。
簡単ですがこの歯磨き粉を使い続けなければ意味がありませんし、適量を守ってください。
1回に適量以上を使っても、効果を増幅させることはできません。